TOMOX NEW YORK

ニューヨークで生活する日本人アーティストの日々の徒然日記。 ニューヨーク情報もお送りします。

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今夜は極寒のニューヨークです。えー、ただ今-10℃くらい。
今夜から明朝にかけてもう少し冷え込むようです。
明日はこの気温の中の出勤になりますが、どうせまたお客さん少ないと思うとただでさえ少ない労働意欲がガタ落ちです。

さて、最近はクイックルワイパーをかけていても、ふとカーリングのスイーピングを思い出してコキュコキュコキュと小刻みにかけてしまうにわかオリンピックファンでございます。
男子ショートトラック、アメリカのオーノ選手の2連覇を応援してたんですが(彼のプロフィールは知りませんけど、親のどっちかが日本系で大野さんなんですか???顔はラテンかかってますけど)残念でした。
韓国との因縁対決なのをマスコミも意識して取材してるし、韓国勢の「打倒・宿敵オーノ」のオーラがすごかったので、人情としてついついプレッシャーをひとりで受け止めてるオーノ選手を応援してたんだけど、2人揃って韓国勢は強かったー。
韓国勢はゲーム展開もとってもうまかったしね。

さてさて。
お話変わって、上の写真のキャラクター、ご存知ですか?
8年くらい前に流行ったPlay Stationのソフト「パラッパラッパー」(正しくはParappa the Rapper)に出てくるキャラ、クマのPJ Berriです。
パラッパは私、1日で最後までクリアしましたよん(自慢)。
空手の師匠の玉ねぎ先生に鍛えられ、レゲエの先生にバカにされ、ニワトリの料理の先生(名前、失念)に頭から湯気を立てて叱られながらも何とかクリア。

このパラッパのイラストを描いたのが、ニューヨーク在住のイラストレーター、Rodney Alan Greenblatさんです。
彼はニューヨークの美大、School of Visual Arts出身で、大学の卒業展の時の作品が日本の雑誌「Olive」(あの、オリーブ少女って言葉があったような頃です)に載りました。
今でも覚えているけど、ライトスタンドに人の顔がついていて、電気が点くとスタンドのボディー部分のくりぬかれた中にジオラマがあって、ジオラマの部屋の中にも電気がつく....みたいなの。それと、キッチュな犬の絵が描かれたすごくポップな引き出し。
そんな不思議な家具を彼は作ってました。
それがものすごく魅力的で、私はこの記事を切り抜いてずっと持ってたんです。

その後、テレビの子供番組「ウゴウゴルーガ」で彼は「ロドニーガイ」というタイトルでモノクロのアニメーションのコーナーを担当し始めて、私はあの記事のアーティストだ!とすぐに気付いて興奮しました。
それからすぐ、東京で初個展があって私も見に行きました。

それから後はパラッパの成功、絵本「サンダーバニー」シリーズ、パフィの美術担当、ファミリーマートやシスコーンのコマーシャルキャラクター、と日本でどんどんコマーシャルに成功し始めた彼は、可愛いグッズを展開したり、原宿に内装から全て彼の手による「ロドニーカフェ」をオープンしたりして、有名になりました。
その頃、彼のウェブサイトを見つけて、彼に軽い気持ちでeメールを出してみる事にしました。ビジュアルアーツの卒業展の記事でファンになりました、初個展も行ったし是非ニューヨークでも展覧会が見たいですので企画があったら教えて欲しいです。私ももうすぐニューヨークでグループ展します。そんな内容だったと思います。
そしたら律儀な彼はソッコー返事をくれて、グループ展ってどこですか?案内ハガキを送ってね、と自宅住所まで書いてありました。ビックリですよ。
いや、確かに彼は芸能人じゃないですけど。
でも有名人には違いないし、まだ小さなお子さんもいらっしゃるのに、赤の他人にこんなに簡単に自宅住所教えていいワケ?気さくを通り越して無防備でさえあります。

なのに私はハガキを出すのが遅れちゃって、気後れしながら彼の住所まで出かけて行って、アパートビルの入り口ドアのところに「ちゃんと本人に届くかなあ」と思いつつ、メッセージ入りのハガキを置いて行きました。
その時のグループ展は「EAT ART」という食べ物を使ってアート作品を作る1日のみの面白い企画で、ギャラリーが閉まる前にお客さんやアーティスト全員で作品を食べてしまうところで締めくくる、というものでした(この企画展は毎年あって、3回出展しました)。私はよく、キャンディやジェリービーンズ、チョコレート、マシュマロなどを使って小さい人形を作ったり、ビスケットやウエハース、チョコレートを使って絵がついたケーキを作ったりしました。(↓下の写真は昔の作品)





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↑このあと、ロドニーの感動秘話!ってちょっとワイドショーみたい。
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このケーキを作ったのが第2回のEAT ARTで、私は展覧会当日は朝からバタバタと働き、昼過ぎになっておなかがすいてひとりでサンドイッチを買いに出かけました。
しばらくして戻ってくると、その時間受付の係をしてくれてたアーティストが

「さっき友達が来て、しばらく待ってたけどおみやげを置いて帰ってったよ」

と言うのです。
誰だろー?と思って、その人が置いて行ったというそのおみやげを渡してもらうと......それが、上のクマのPJだったんですー!!
長年の憧れの方が私を訪ねて来たというのに、のんびり昼ご飯を食べていたんだと知った私は「ぎゃああああああ~」とその場で悲鳴を上げてしゃがみ込みましたが、After the Festival(あとの祭り)。




その後すぐにお礼のメールも出したら、またソッコー詳しく感想を送り返して下さいました。
この人がすんごい売れっ子になってきた頃だったし、ヒマな訳がないのに、なんというマメな方か。
その後展覧会のハガキは必ずお送りしたけど、遂にお会いする事はありませんでした。

それから少ししてコマーシャルアーティストのカテゴリーで永住権の申請をする事になり、移民局に提出する書類の中で、私をアーティストとして推薦してくれる方達の推薦状が必要になりました。
アメリカ人弁護士からは推薦状は20通あれば充分だと言われた私は、心配のあまり30通集めてやろうと思い、今までお仕事で関係のある日本の出版社の編集長、アートディレクター、ギャラリーオーナーの方などに手紙を出して事情を説明し、帰国前に電話を入れて確認、日本に帰って頭を下げて推薦状をもらう巡業に出かけました。
アメリカでも学校の講師をしていたニューヨークのアーティスト、自分が参加していたアーティスト団体のディレクター、展覧会をした事のあるギャラリーなどに推薦状を頼みまくりましたが、あとひとつ推薦人の顔ぶれにパンチを効かせたいと悩んでいた私の脳裏に、フッと浮かんだのがロドニー。
でも......面識ないし........いやいや、アメリカ人ならそんな事気にしないかも.....でも厚かましいかな......と逡巡しつつ、こんな事をeメールでお願いしていいのか?と再び悩みながらも、ロドニーにメールを送りました。
恩師だった日本人イラストレーター(かなり有名な方なんですが)に名前を使われるのを拒否されたばかりだったので、すごく怖がりになってました。
しかし帰って来た返事はこうでした。


「君の事、覚えてます。もちろん推薦してあげます」


もう、ソッコー返事。
そしてソッコー快諾。

捨てる神あれば拾う神あり!
もう、本当~~~に本当~~~~~にありがたかったです(涙)。
その後、ロドニーから届いた推薦状の封筒の中には、サンダーバニーちゃんのステッカーが入ってました。必ずおみやげくれるですねこの人..........(涙)。

という訳で、いまだに一面識もないロドニーさんですが、本当にお世話になりました。
もし私が見も知らない外国人にこんなに気さくに友情を示せるかというと難しいと思うし、その人にヘルプを頼まれた時こんなに即、快諾できるかというと分かりません。
分かりませんが、そうありたいと思っています。
そして自分が受けた恩を将来、自分が人を助けるような身分に万が一なれたとしたら後輩に返せるような人間になる事が恩返しかなと思ってます。

ちなみに、アメリカ人は日本人よりも推薦状にサインする事に躊躇がなく、とてもオープンでした。そして、日本人はと言うと女性はほぼ全員すぐに行動してくれましたが、地位のある男性ほど肩書きの重さに慎重になるのか、躊躇されたり協力的になってくれない感じでした。
いろいろショックを受けた経験でしたが、お勉強になりました。

ロドニーのサイトを再度入れておきます。
可愛いので是非チェックして下さい。

http://www.whimsyload.com/home.html


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↑パラッパパラッパラッパ~♪
玉ねぎ先生ってリリパットアーミーにいた山内くんに激ソックリ。
って誰も分からないようなネタですが。
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テーマ:ニューヨーク - ジャンル:海外情報
コメント

寒い中出勤ご苦労様です。週末になってやっとオリンピックのホッケー観れてます。でも、さすが世界中から集まったトッププレイヤー達相手、世界の壁は厚い、と思いましたがその分ゲームの質が高くて見応えあります。面白いのは、アメリカ本国では同じプロチームメイトでも、オリンピックでは出身国の違いで国 v.s. 国で戦っていたり。オオノ選手、中継は観れませんでしたが私も応援していました。残念だったけど、それでも銅メダルですもんね。
有名アーティストでも、以外に親切でビックリしたという経験、私もあります。ちょうどNYへの留学を決めてアートスクール情報など集めていた頃で、卒業した大学の研究室へ教授を訪ねた時でした。その日、若手の超売れっ子彫刻家がたまたま特別講師として来ていて、教授が彼にも聞いてご覧、と紹介して下さったのです。私は在学中に一度彼の特別講義を受けたことがあって、講義後に女子生徒に囲まれて質問攻めにあっていたのをしっかり覚えていました。シャイな感じのハンサムな方なので。。。(私も勿論質問しに行きました)当時、若手彫刻家として有名になり始めていた方だったので皆の憧れのアーティストだったんです。彼自身はNYには友人を訪ねて行ったことしか無いけど、アートステューデントリーグという学校に遊びに行ったことがあるよ、と教えて下さいました。NYにいる友人にも聞いてあげる、と約束して下さったのですがあまりに有名な方なんで期待してませんでした。数日後、夜遅くに電話がなり、チッ誰だよ?という態度丸出しで出たところ、その彫刻家でした!友人から学校情報のファックスが届いたので転送してあげる、との連絡でした。半分寝かかってた私は飛び起きてしまいました!その後開いたNY出発直前個展にも忙しいのにわざわざ来て下さいました。外国でアーティストとして頑張ることについてのアドバイスなども、頂きました。その後NYへ来てから色々考えた結果、結局アートステューデントリーグに通うことになった時、お礼の葉書を出しました。お返事の葉書がすぐ来ましたよ。情報に振り回されず自分の描きたいものを見極めて思いっきり描いて!と応援まで書かれていました。彼は油彩画のクラスでの特別講義を持っていたので、日本画の私は直接面識はないのですが、有名なアーティストでこんなガキ美学生に対して親身になってくれるなんて、と驚きました。その後送った葉書が戻って来てしまったりで、それっきりきちんとした挨拶/連絡もしてないなあ、と今思い出して反省しています。。。コメント長くなってすみません。。。
2006/02/20(月) 04:06:34 | URL | miki6 #-[ 編集]
parappa!
パラッパラッパー、私は、ぜんぜんクリアできませんでした;たまねぎ先生がいつも寝ちゃうんですよ。リズム感が無いのね・・・。
でも、あのぺらぺらしたキャラクターはとても印象的で、こんなポップなのを最近は日本人でもできるのかぁ~と、勝手に感心していましたが、やっぱりアメリカの方だったんですね。
ウゴウゴルーガも見てました!
サンダーバニーも大人気ですけど、そうかー、同じデザイナー様だったのか。
ペコラというのは、この方ではないですか?やっぱりポップでかわいい、かくかくした立体的なキャラクターなのですけど。
マシュマロの人形、雪だるまのがかわいい食べたい♪
2006/02/20(月) 07:03:21 | URL | meimei #rwGakU8g[ 編集]
今日激寒だったね~~
>miki6様
アイスホッケー、Jason Blake選手に注目してましたよー。でも、俯瞰のカメラで映しちゃうと、遠いのと選手の動きが速いのとで正直、誰が誰だか???でした。
アナウンサーが「Jason Blake !」(なぜ彼は必ずフルネームで呼ばれるのか?)と叫ぶ時に、あ、今のがそうなのねと頷くにわかファンでした。

でも世の中には、自分が忙しい時も人の為に喜んで骨を折って役に立ちたいという人がいるんですね。
ウザがり/面倒臭がり屋の私は、マメな人というだけで尊敬ものなのに......。
ほんと、こういう人は天使だと思います。
足元にも及ばぬ凡人だけど、目標にする分にはいいよねー?
2006/02/20(月) 10:30:38 | URL | tomox #-[ 編集]
Pecolaは日本人作家の作です
>meimei様
Pecolaの作者はNaomi Iwataさん(作家の表記がローマ字なのです)という日本人女性作家です。
ちょっと日本人離れしたバタ臭さがある、ロドニーの影響が感じられる作家さんですね。
ミッドナイトホラースクールという可愛いCGアニメの作家さんでもあります。
http://www.midnighthorrorschool.net/op.html

サンダーバニーちゃん大好きで、Tシャツ持ってます~。大人なのに、実はキャラ大好きです。
でも、キャラものを身につけ過ぎないように必死で耐えてます(爆)。せいぜい文房具かTシャツまで。
バッグとかTシャツ以外の服はブブー、NG危険!
それが許されるのは10代までで、ハタチ過ぎるとおタッキーな変人の香りが漂い出しますから。
2006/02/20(月) 10:54:38 | URL | tomox #-[ 編集]
臭ったらごめんなさい
なるほろ、日本の方なのね。
TVで、ペコラのアニメをやってたので、好きでよく見てたんですよ。サイトも楽しそう♪
教えてくださってありがとうございます^^

わたくしは文房具類が好きで、結構これくしょんしてます。特に、紙!便箋とかメモとか、きれいな印刷の紙にコーフンしてしまうの♪
私のドレッサーの奥にはちまちま可愛い便箋がぎっしり詰まってます、うふふ・・・オタクくさすぎ。
2006/02/20(月) 11:28:51 | URL | meimei #rwGakU8g[ 編集]
私は隠しても臭ってますから(笑)
>meimei様
私の引き出しの奥はピングーだのサンダーバニーだのリサとガスパールだのマドレーヌちゃんだの、キャラもんの便箋・封筒、メモはおろかシールまでいっぱい持ってて隠してます。
小学生並みの引き出しの中(爆)。
自分という人間の中味がうっすら垣間見えて、微妙に情けないです(泣)。
実はいまだにぬいぐるみやお人形類も捨てられず、ただ隠してます。実家には私のマドレーヌちゃん人形が大中小15体くらいはあります(爆)。
着せ替えのお洋服もあるよ。ってどうすんのよアレ?
小学1年生の時に買ってもらった小さな犬のぬいぐるみも、3年生の時にファミリアで買ってもらったスヌーピーもまだ持ってるです。物持ち良過ぎ。ていうか捨てろよ、ってそれが出来ないのー(泣)。
職業柄いいのだー、と開き直ってます。

という訳で、私は立派にヤバい人間なのを自覚しておりますので、暴走してやりたい放題しないよう、理性で抑えてます。
お陰でこれでも昔よりだいぶ改善致しました。
2006/02/20(月) 16:42:26 | URL | tomox #-[ 編集]
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パラッパラッパー
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2007/10/13(土) 14:42:13 | かんなの日記
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