TOMOX NEW YORK

ニューヨークで生活する日本人アーティストの日々の徒然日記。 ニューヨーク情報もお送りします。

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どもー。なんだか夕方になると肌寒いニューヨークです。
春と言っても、まだまだポカポカしてるのは日中だけなので夜までお出かけの時はちょみっと厚いジャケットに、もう1枚長袖をバッグに忍ばせております。
早くもっと暖かくなんないすかねー。


さて私がお絵描きしているアトリエの入ってるビルなんですが、私の部屋のお隣さんはアーティストではなくてお洋服の輸入会社なんですね。
いつも「ピザの出前とったけど、食べる?」とか「コーヒー淹れるけど、君も飲む?」とか、果てはお洋服のサンプルをただでくれたり、とそこの会社の皆さまには良くしてもらってる(オレが貧乏人と見込んでのことか......?)友好関係。
私も時々差し入れしたりして、お返ししております。


昨日そこの事務所の人がちょっとコーヒー飲みにおいで、と誘ってくれたのでオフィスで皆さまの休憩に付き合ってまったり(なぜかビルの管理人もそこでコーヒー飲んでたし)とお喋りしてたら、初めてお互いのプライベートな話がチラッと出たんですね。
まず、私に個展の予定がある事が話題に出たので、会社のおじさんAさん(シリア人)が

「じゃあ僕を日本に招待してくれよ」

ってニコニコして言うので、じゃあ奥さん孝行で夫婦一緒に来る?と言ったところ、だんだんと意外な話が露見。
このAさんと、もうひとりエジプト人のNさんには、なんと多重婚の経験が!
しかもNさんには今もって、2人の妻がいるのですー!
イスラム教の一夫多妻は聞いた事あるけど、まさかこのニューヨークに住んでる人が多重婚をなさってるとは、思いもつかなかったのでビックリ。
私がかーなり驚いてるのが分かったのか、Nさんは(この方、ほんとーに善良そのものの良い方なんですよ~)マジメな顔をして

「でも、多重婚のどこがいけないんだろう?妻は2人とも大事にしてるし、どちらにもいい暮らしをさせてるし、お金にも困ってないし」

と聞いてきたので、答えに窮しました。
彼によると、結婚したらよそにガールフレンドを作るのはダメだとの事。
浮気じゃなく、次の女性ともちゃんと結婚する......という主義のようです。


これを、アメリカの息がかかった極東の島国から来た小娘(註:年齢は大娘...)の好き嫌いの視点でどうこう言うことはできませんでした。
彼の国の法律で認められてるものですし、人間何が幸せかは人それぞれ。
私が多重婚の男性の妻になれるかと聞かれればなれるかも知れないけどキツくないかなあ程度の感想で、自分にはあまり気の進まないやり方でも、人の生き方にまであれこれ口を挟みたくないですし。
奥さんは嫉妬しないのかなあ、とは思いますけどねー。


意外に身近に多重婚してる人がいたもんです。
いやー、いろいろ勉強になります。
でも、これが完璧に出来てる男性って実はそんなにいないんじゃないかと思います。
だって、それぞれの妻にちゃんと豊かな生活をさせる経済力が要る上、それぞれの妻にコミットして各家庭をちゃんと幸せにしようと思ったら並大抵の事じゃないですよねー。
マメさ、深い思い遣り、女性への敬意、愛情の器のデカさ、家長としての統率力等々が求められますんで、もしこれを完璧にクリアできる男がいたら、多重婚も悪くないような気もします(法律の話は置いといて、ですけど)。


実は多重婚、現代のアメリカにも存在します。
モルモン教徒の多いユタ州では、モルモンの教義に従っていまだに多重婚の家庭があるそうなんです。
ユタでも既に法律では多重婚は禁じられてますので、表向きは隠されてるようですが......。
この事実が有名である証拠に、ユタの多重婚家庭を描いたドラマ「Big Love」がHBOで放映されております。
では、ちょっとドラマの家族構成をご紹介......。


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↑彼の込み入った家庭事情をお見せする前に、
まずはワンクリック!

biglove7.jpgアメリカの長塚京三さんみたいな一家の父。
ホームデポみたいな会社に普通にお勤め。
しかし家庭に帰れば3人の妻に
それぞれ3人・2人・2人の7人の子供が
いるのだった

biglove4.jpg1番目の妻。
穏やかで、家庭をまとめる芯の強い女性。
実は夫が最も心安らぎ信頼している女性は
彼女。
この女優さん、「The Firm」でトム・
クルーズの奥さん役やってましたよね。

biglove5.jpg2番目の妻。
気が強く、夫があまり構ってくれないと
彼名義のクレジットカードを使い込み、
家族のヒンシュクを買っていた。
この時、妻1号にイライラと愚痴を言う
夫だったけど、1号はそれをちゃんと
聞いて慰めていた。デキた人だ......。
この女優さんはBoys Don't Cryの人ですね

biglove2.jpgどう見ても子供のような3番目の妻。
2児の母親ではあるんだけど。
見たところ17、8くらいに見える。

biglove6.jpg妻1号の長男。
難しい年頃で、自身もガールフレンドとの
ことで悩みもある。
しかしこんな家庭に育つと、男女観はどう
なるんでしょうか

biglove1.jpg妻3号と、1号のところの長女。
どう見たってクラスメイトの高校生同士

biglove3.jpg妻1号と2号、仲良くアイロンがけ。
そこへ夫からの電話を持ってくる1号の末娘。
まず1号が取りついで話した後、電話を
渡し、次に夫は2号とお話。
切る時には「I love you~」って
言い合ってたす......。



この不思議な家庭にも家族愛があり、1番目の妻の末っ子が3番目の妻を慕って

「ママみたい」

と言って抱き合ってたりしました。
この末っ子ちゃんのバプティスト式の洗礼式(モルモン教もこの浸礼と呼ばれる方式の洗礼なんでしょうかね?全身を水にザポーンと浸けるんです)を自宅のプールで父が行った時、浸礼を受けてなかった3番目の妻が

「家族として私もあなたの手で今、浸礼を受けたい!」

と言い出してそれに感動した妻1号・2号は思わず手をつないで浸礼をウルウル見守る。
無事に儀式が済むと、ずぶ濡れの3号はみんなの前で同じくずぶ濡れの夫にしがみついて熱いキスを交わす。
笑顔で見守る1号2号。
で、できない......と思いつつも、こういうのもアリなのかも知れないと思うワタクシでした。
でも、繰り返すようですが器の小さな男性には絶対できない芸当です。
妻全員を幸せに出来る自信のある方は、ユタ州でor合法的にはイスラム教国民になった上でお試し下さいまし。


ちなみにお隣の会社のNさんの話では、彼の知り合いには4人の妻と42人の子供を持つ方がいらっしゃるそうです(ひとり当たり平均出産率10.5人.....高っ)。
子供の年はもちろん、名前が思い出せないこともあるようなんですが、ちゃんと全員を養えるリッチな方なようでした。
......世界は広いなああ~~~。( ̄△ ̄;)


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↑自分が男だったら、こんな疲れる結婚絶対イヤですけどねー。
義務感に縛られて家出したくなるかも...。
と、ドラマを見ててもなぜか男側の心情に立つ
血中男濃度高めの私にワンクリックお願いします

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テーマ:ニューヨーク - ジャンル:海外情報
コメント
こんにちは!
お~!
宗教学に興味がある私には、興味深々の内容でした。
アメリカは、多民族、多宗教で、様々な生活習慣があるので、おもしろいですね!
モルモン教徒が多重婚OKなのは、はじめて知りました!
tomoxさんは、アメリカに渡って、宗教観などは変わりましたか?
2006/05/25(木) 00:06:28 | URL | なおママ #-[ 編集]
そうなんですか!
通ってる英語教室の生徒さんで、娘さんがモルモン教の方と結婚してユタに住んでる方がいらっしゃるんですけど、重婚ありのことはご存知なんだろうか;ちょっと心配になってきた。
モルモン教は最初あまり人が多くなかったので、子供=モルモン教徒を増やすということで、子沢山なのだと、聞いたことあります。その人の孫も4人だし。
でも重婚は知らなかった~。

ところで、ふっと思ったんですが、女性一人に男性多数という結婚形式はあるんでしょうか?
というか、あってもいいと思うんだけど。
女性が養ってもいいだろうし、男性が養い手だとしても、ダブルインカムだから豊かでいいじゃないですか~♪
2006/05/25(木) 08:37:14 | URL | meimei #rwGakU8g[ 編集]
お返事遅くて失礼しました~
>なおママ様
アメリカは広過ぎて州ごとに法律が違ったりするんで(ニューヨークシティはアメリカじゃないと言う人もいますけれど)アメリカ本土は場所によっては異国のように感じるほどかけ離れてますねー。

ところでもともと何の信仰もない私なので、宗教観そのものはいつも変わらず日本人的中立スタンスです。
どんなにもともとの教義は素晴らしくても、宗教はカソリックとプロテスタントの対立から現代のイスラム教国とキリスト教国の対立まで常に戦争の火種になってるし、キリスト教会そのものの華美さやお金持ちぶりはキリストの教えとかけ離れている気がして気持ち的には冷ややかに見ている部分も多々あります。
アメリカに関して言えば、敬虔なクリスチャンの白人(特に南部などの田舎の人)がすごく差別的だったりする事に出くわすと、キリストの生涯と人種差別がひとりの人間の中で矛盾なく同居する事に理解に苦しみます。

もちろん宗教自体は歴史に深く関わる「お勉強カテゴリー」として大変興味がございます。
また個人の信仰にももちろん、敬意を持ってますです。(シスターの友人もいるんで)
実は姉がクリスチャンです。
昔、キリストについて色々質問を浴びせたら、
「私はあまり良い信者じゃないからそんな質問をして追い詰めないで~」
と頭を抱えられた事があるんで(笑)、彼女の信仰心に敬意を表してあまり矛盾点を突かないようにしております。
2006/05/26(金) 13:06:18 | URL | tomox #-[ 編集]
こちらにも、お返事遅くて失礼しております...
>meimei様
うーん、ユタのモルモン教徒が全員重婚家庭じゃないと思いますが、一夫多妻を実践してる方々は一説によると3万人もいると聞きます。
主に保守系のモルモン教徒だそうです。
結構な数ですよねー。
ところで、チベットには一妻多夫の村があるらしいですよ。
なんか、男兄弟のところに嫁がひとり来るらしいです......子供の父親が誰でも、両親にとっては孫になりますけど、どういう気持ちがするのか想像も付きません~!
でも日本でも、お兄さんが戦死してその弟が未亡人と結婚して遺族の面倒をみる、みたいな話、昔はありますよね?
2006/05/26(金) 13:21:58 | URL | tomox #-[ 編集]
ううむ;
チベットのそういう習慣については、TVかなにかで見たことあります。
でも、なんか、女性が共有財産?みたいな感じだったんですよね;
貧しいから嫁を二人もらう余裕がない、ということで。
昔の日本での話も、嫁の自由意志は無視して強引にそうしてしまう、という話の印象が強いです。
ハッピーな一妻多夫は、未来にしかないのでしょうか^^;
私が偏見持ちすぎかな;
2006/05/26(金) 21:23:29 | URL | meimei #rwGakU8g[ 編集]
難しいと思いますです......
>meimei様
先進国は法律で守られた一夫一婦制が当たり前になってますからねー、今後は多重婚は減る一方じゃないですかねー......。
キリスト教的にはひとりの人と添い遂げるというのも信仰と修行の一環なのか、赤ん坊の洗礼や14歳の子供が教会の共同体に大人として参加し出す式のConfirmation(日本語だと堅信。コレ、大きな儀式でファミリーも呼びます。うちの相棒も姪っ子の式のためにスーツを買って飛んで行き、カナダからも親戚が来てました)と同じく、結婚もサクラメントのひとつと数えられてるです。
でも、ひとりの人とちゃんと向き合って人生を共にしていくのが人間としての修行になってるのは、信仰がなくても理解できます。
ローマカソリックと違って、アメリカじゃキリスト教式の結婚をした人も多数離婚しますけども......。
一妻多夫、私はできるかもですが(笑)相手の方々の嫉妬をいたずらに招かない心配りとなると面倒くせー、と思います。
結局はひとりで手いっぱいですね(笑)。
2006/05/26(金) 23:26:53 | URL | tomox #-[ 編集]
(笑)
>結局はひとりで手いっぱい
激しく同意(笑)
2006/05/27(土) 14:20:58 | URL | meimei #rwGakU8g[ 編集]
鬼の居ぬ間に
追っかけが精一杯で~す>meimei様

来ます?USツアー(笑)
2006/05/28(日) 01:31:02 | URL | tomox #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2006/05/29(月) 23:16:33 | | #[ 編集]
そうなんだ~
>あやちん
TV特捜部...まさかベルギーで放映してる!?!?
あの番組面白いよねえ、アメリカの番組から取ったネタも多いけど。
チベットでは夫婦の形態という意識が薄いのかな?
人口比率に応じて柔軟に変化してますねぇ......。
比べて中国大陸の方では人口が多すぎてひとりっ子政策。
将来の家族の担い手にと男の子が望まれて、孤児になる女の子が多いのは周知の事実だけど、彼らが大人になった時には、男が余るよね。
どーすんのだろ?
ニューヨークでも、小さな中国人の女の子を養女にしてるアメリカ人を時々見かけますね。
前のアパートの近所にも今のアパートの近所にもいますけど、どっちも女の子、親はユダヤ系ぽい。
赤ん坊の時に貰われたと見えて、まるっきり態度からアメリカ女子です。
可愛いけど、アメリカ x 中国では、無敵に気ぃ強い女になりそお......。
2006/05/30(火) 03:38:16 | URL | tomox #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2006/05/30(火) 21:48:29 | | #[ 編集]
記憶力いいっすねえ
>あやちん
はー、特捜部は喜んでみている割には、何ひとつとしてネタを覚えてない、右から左の私です。
あやちんアインシュタイン系(爆)だから記憶力いいのかなあ。
私も子供の頃の記憶力だけはあるけど、成人してから落ちる一方だよ。
昔ずっと日記をつけてたのを(恐ろしくてアメリカに来る前に全部捨てたけど)読み返したら、自分が好きだった人のことを書いてたんだけど、その人を好きだった記憶自体がなくて「マジ!?好きだったの!?!?」って自らが驚いたす。
軽いっちゅうか惚れっぽかったのか?
2006/05/31(水) 05:53:40 | URL | tomox #-[ 編集]

はじめまして!
1890年にすでに多妻結婚は廃止されています。メディアは100年以上前の情報を今もそのまま使っています。とても興味深いです。
2010/05/31(月) 10:39:18 | URL | み~ #5l2HK0Ho[ 編集]
>み~さん
はじめまして~。
一応本文中にも法律的には禁止されてます、とは書いてますが、実際のところはどうなんでしょうね。
ユタに住んでないしドラマがどのくらい事実に基づいてるのか何とも言えないですが、一応この家族も、禁止されてるので世間に知らせずひっそりと多重結婚生活を送っているという設定です。
こんなドラマがメジャーなんてのも、面白いですよねぇ。
2010/06/02(水) 09:41:06 | URL | tomox #-[ 編集]
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