TOMOX NEW YORK

ニューヨークで生活する日本人アーティストの日々の徒然日記。 ニューヨーク情報もお送りします。

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どもども、日本での楽しい日々も残り少なくなってきたtomoxです。
美味しいごはんと穏やかな気候に別れを告げ、厳寒のニューヨークへ旅立つ日もすぐ。
なんか伝え聞くところによると、ニューヨークすんげー寒そうなんですけど。
雪だのヒョウだの降ってるらしいんですけど。
うう~帰るのつら~い。外に出たくないだろなー。


ところでちょっと前の話ですが。
私、当初はそんな予定は入れてなかったにも関わらず、帰国してから立て続けに3回もパーティーに出席しました。
1回目は12月7日、東京にてNPOの「Room to Read」が5000件目の寄贈図書館建築祝い&資金集めパーティー。
2回目は12月8日、名古屋での自分達のグループ展のオープニングパーティー(最初はこれもパスしようと思ってた!)。
そして3回目は12月15日、大阪でいつも個展でお世話になっているGallery at the Hyattの新しく出来たギャラリーを記念したパーティー。
予定してなかったので、この3つのパーティーの為にバタバタとお洋服を買いましたよ~。
なんせ、ニューヨークからすっげー普段着しか持ってこなかったからね。


microsoft.jpgまず、Room to Readについて少し説明したいと思います。
急成長を遂げているこのNPOは、途上国の教育機会を支援する為に多数の学校や図書館の設立を遂げ、奨学金制度を設けて活動している団体です。
Room to Read創立者でありCEOであるジョン・ウッドさんが、30代前半にしてマイクロソフト社のエグゼクティブ職にあった時、たまたまトレッキングで訪れたネパールでの小学校での「本がない」図書館を見て、学校長に「必ずたくさんの本を持って帰ってくる」ことを約束したのが全ての始まりである彼のストーリーは、こちらの本に詳しく書かれています。

マイクロソフトでは出会えなかった天職
僕はこうして社会起業家になった





私はこの本、皆に勧めてるんだけど、すごくポジティブなパワーをもらえる本です。
読み物としても勇気をもらえるし、リーダーシップを学びたい人、ビジネスを立ち上げたい人にもいい。
そしてひとりの人間が自分はどう生きたいかに忠実に、真摯に生き始めるストーリー自体感動的だし、私も何度も泣きそうになった、すごくいい本です。
読んだ時はあまりに感動して、すぐにでも何か私も役立ちたいと思ったら、日本帰国と重なってジョン・ウッドさんの来日とRoom to Read東京チャプターのイベントがあったので、早速参加したいと思いました。


若くしてマイクロソフトの重役であり、寸暇はなくても経済的に何不自由ない暮らしをしていたウッドさんが、マイクロソフトを辞職して私財を投じ、3年間無収入で教育支援の為に働き続け、当初はネパール、現在は8カ国の途上国に於いて8年間で5000軒の図書館(パーティーで実際に聞いた数...今はこの数はまだ増えていることでしょう。2010年までに10000軒に到達するとの事)、287校の学校、146種類130万冊以上の現地言語での本の出版、140万冊以上の児童書の寄贈、3448人の女子児童への長期奨学金給付、136のコンピューター/語学ラボ教室......と華々しい成果を上げています。
世界中で読み書きの出来ない人は8億人以上(うち3分の2が女性)、初等教育を受けられない子供は1億人だそうです。


TS381100.jpg
そしてその子供達、この赤で囲まれたエリアに集中してるんだそうです。



子供時代に初等教育を受けられない人は、2度とそのチャンスがないんです。
Room to Readの目標は、2020年までに1000万人の子供達に教育の場を提供する事だそうです。


ここのNPOのいいところは非常に会計が明瞭な事で、寄附されたお金が何に使われたのか、それにはいくらかかったのかがちゃんと報告されます。
自分が寄附したお金が何になったのか分かれば寄附者にも一層参加意識が芽生えますよね。
寄附金の90%が実際に教育支援の為に遣われ、組織の運営費はたった10%に過ぎないのも大きな特徴です。
世界30都市にあるチャプターは、少数のスタッフとボランティア達で運営されているのです。
経費を抑える為、ウッドさんの出張時の飛行機のシートももちろんエコノミーです。
彼はクリントン元大統領が退任後、ニューヨークで作った「世界を変えるための」エリート集団、Clinton Global Initiativeのメンバーでもあります。



.....とまあ、こういうNPOの東京チャプターが立ち上がったのが今年の4月。
その立ち上げ時と今回、と今年だけでウッド氏は2回来日しています。
東京は最も資金を稼ぐチャプターのひとつなようです。


TS381095.jpgそんな訳で今回のパーティー、スポンサーのひとつ新生銀行の虎ノ門にあるビル上階の広間で東京の夜景を見下ろしながら、まず入室したらシャンパンを渡され....というゴージャスムードで始まりました。


TS381091.jpg軽食がテーブルにもありますが、トレイにも載って回って来ます。
周囲はここはホンマに日本なのかと思うくらい外国人率高し。
何気にこの中でビンボー争いをしたら間違いなくオイラなんじゃないかと思うくらい皆さまリッチに見えます。

受付やドリンクのテーブルには東京のインターナショナルスクールの子供達がボランティアで働いていて、給仕しています。
非営利団体ですからパーティー費用はもちろん、スポンサーからのものなんですけど、正直このリッチさには「オイラみたいなビンボー人の寄附なんて要らないかな!?」という気になってきました(元々、ボランティアとして参加したいと思っていたんですけどね)。
当日のオイラ、財布の中身は6千円(笑)。
結局この日の寄附は、Room to ReadのトートバッグとTシャツを買って、ルイ・ヴィトンのバッグが当たる1枚1000円のRaffle Ticketを買っただけ。
まあ財布の中身にしちゃ充分よくやった。
やっぱり私、労働力で奉仕したいと思います。
個人では無理でも集まればまた事情も違うので、資金集めの為のチャリティ企画を考えることも出来るか。
ところで当日の寄附はすんごく集まってましたよ。
日本はアメリカに比べてずっとチャリティ意識が低いと思ってたけど、こんなパーティーも出来るんだなあ.....パーティー列席者、半分以上非日本人だけど(爆)。


TS381096.jpg著書にサインをするジョン・ウッド氏。
感動本の憧れの著者は思ったより小柄で、常に世界を飛び回る激務のせいか本の中の写真よりもずっと痩せておられる...という感じでした。プレゼンテーションも上手で、マイクロソフトでのビジネスマンの日々を彷彿とさせる立て板に水の話っぷりはさすが。私も本にサインしてもらいました。
「ニューヨークチャプターでまたお会いしましょうね」と挨拶すると私の名前を聞かれて「I'm John」と握手を求められたので、思わず「あなたがジョンなのは知ってますから」と言ってしまって「あ....生意気な口を叩いただろーか」と心配になったら「ハハハハハハ」と大声で笑ってくれたのでホッとしました




大企業や富裕層を見込んだチャリティ、日本人の一般レベルからはかけ離れた世界ではありました。
とは言え自分でも出来ることを考えられるいい機会になりましたねー。
「最悪の選択肢は、何もしないこと」
「自分の人生を少し変えてみようと思っているなら、考えることに時間をかけすぎず、飛び込んでみること」
彼の言葉にはたくさん勇気をもらいました。
是非とも今後とも微力ですが力になれればいいなと思ってます。


翌日は自分達の展覧会のオープニングパーティー、とは言え名古屋に知り合いは殆どいないので、ご飯食べるのと友人子供達に会いに行ったようなもんですけど(笑)、大阪に帰る、その帰り道に駆け足で行ってきました。
前の夜はRoom to Readのパーティー後に早朝まで友人宅で楽しく宴会、この日も朝11時から友人2人とランチとお茶をして名古屋に寄って帰って、翌日も出かけてたら出先で具合悪くなりました。
過労か?年には勝てまへん。(T△T)


結局、高熱を出して3日間寝込んだ後、15日にGallery at the Hyattのパーティー。
父を誘って、2人で出かけました。
うちの父、娘といるよりも友達といる方が楽しい、という高齢者のクセに男子高校生メンタリティの持ち主なので、外出に誘っても私よくフラれるんですけど(笑)この日は1日中2人で過ごしたので娘としてはなかなか嬉しく楽しい時間でした。
パーティーには私自身、久々にお会いする人もいて懐かしかったし、父も古い知り合いと会う機会があって喜んでくれたようです。


父の若い頃の仕事関係の話とか、結構面白いんですよね。
まだ元気で記憶もしっかりあるうちに、もっと話を聞いておきたいなあと最近は思うようになりました。
最近、ホイチョイプロダクションズの馬場康夫さんの「「エンタメ」の夜明け」という本を大変面白く読んだんですけど(ホイチョイの本、昔は「OTV」があまりに面白くて愛読書でした。昔友人に貸したら返ってこなくなっちゃいましたが(T△T))、この中に出てきた小谷正一さんという今で言うとマルチプロデューサーみたいな大変面白い方の事を父はよく知っているようなのですよ。
彼の話も是非是非もっと話を聞いてみたいですねー。


パーティーは主催者の方が激務でやつれてらっしゃるのが気がかりでしたが、大変盛会でした。
パーティーと、その後のディナーショーに出演したジュスカ・グランペールというバイオリンとセミアコギターのユニットの演奏も素晴らしかったです。
なんか、SK-IIのCM曲を担当されている方々みたい。
父も楽しんでくれたみたいでした。


IMG_0451.jpgパーティー後、1階のギャラリーで見た浮遊体アート....一瞬本物のクラゲかと思ったワタシ。
チューブ型の大きなガラス水槽が何槽も置かれて、中の水の流れに沿っていろんな色の浮遊体がフワフワユラユラと動いてました。
スゴい面白い事考えるなあ~。
美しいです。もともとクラゲ見るの、大好きだしね。



話、長っ!
失礼致しました。
次回は手短に。
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テーマ:NPO - ジャンル:福祉・ボランティア
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