TOMOX NEW YORK

ニューヨークで生活する日本人アーティストの日々の徒然日記。 ニューヨーク情報もお送りします。

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どもども、パリ日記長引きすぎてて日本に帰って実は3週間経つtomoxです(^^;;)


パリの話も写真もまだまだあるんだけど、とりあえずパンに次ぐパリ旅行の目的として、美術館のお話を最後に日本日記に移行しようかな~と.......。


パリに行けば普段美術館にそんなに行かない人でも観光で美術館に行かれたりすると思うんですけど、今日はそんな方にものんびりできる、観光的にもよろしいかと思われる癒し系美術館2つ。
まずは上の写真の、ロダン美術館。メトロ13番線Varenne駅からすぐ。
元々ロダンの仕事場兼自宅であった2階建ての建物全てが美術館になっている他、庭園のあちこちに作品が点在していてのんびり散歩がてら作品鑑賞。
またこのお庭がいいんですよ~。
小径があったり池があったり、あちこちに違うお花が咲いていて(春から秋にかけてはもっと綺麗でしょうね~)カフェもあって。
サイズとしてはこじんまりとした美術館ですが、なんとも「いい気」が満ちているというか、明るくてゆったりとした空間です。
周囲の景色も良くて、そこにいること自体気分が良い場所です。






IMG_1942.jpgIMG_1984.jpg
IMG_1959.jpg上左:水鳥の泳ぐ池の中にも彫刻が。
その向こうにはナポレオンの墓所として有名なアンヴァリッドが見えます。このお庭の見晴らしにひと役買ってます。

上右:The Gate of Hell。こういう有名作品もお庭にポツンポツンと点在してます。
両脇には楽園を追放されるアダムとイブ。

左:こちらも有名なThe Kiss。接吻は彼のモチーフのひとつとしてよく使われています。デリケートで優しいテーマ。
結構ロダンの作品って「モデル辛かっただろうな~」っていう「無理!」って体勢のものも多く、男女の絡みでもウリャ~ッて男性が女性を担ぎ上げてたり、めっちゃ女性がエビぞってたり、無茶してるのもあります。
IMG_1951.jpgこちら、ロダンの絵!絵もいいんですよ~。
彫刻家なので、デッサンが上手いであろう事は想像つきますが。彼の作品以外にもロダンと恋愛関係にあったカミーユ・クローデルを初めとする弟子の作品や、ロダンの収集したゴッホやルノワールなどの絵もありました。ヴィクトル・ユゴーとは親交があったのか胸像がいくつも作られていました。後日ユゴーの家を改装したユゴー博物館も行ったのですが、そこにもいくつかロダンの作品が置いてありました。





IMG_1948.jpgIMG_1950.jpg
IMG_1949.jpg
で、こちらはお庭の中にあるカフェです...
ガラス張りなのでお庭の様子を見ながらちょっと一服。
少し寒かったので、熱いショコラを飲みました。
カフェ内はロダン作品の写真が飾られています。
美術館の中のカフェってちょっと非日常、って感じで好きなんですが、こんな庭園美術館のカフェもまた違う趣きで素敵です。





今回は8年前にパリに来た時は改装中だったオランジュリー美術館にも行きました。
長いこと改装していて2年前にやっと再オープンしたところです。
(改装が長くかかったのは途中で遺跡が発掘されてしまった為で、遺跡である城壁もちゃんと取っておいてあります)
もともとここは名前のようにチュイルリー宮殿のオレンジ温室でした。
当時から温室のガラス天井を活かして、有名なモネの一連の「睡蓮」作品の為に自然光を取り入れていたようです。



IMG_1742.jpg
モネの「睡蓮の部屋」。天窓からの柔らかい自然光での展示です。




IMG_1746.jpgIMG_1748.jpg

睡蓮の部屋は2室あって、どちらも壁画のように大きな4枚の絵がパノラマのように卵形にカーブした部屋に広がり、見ているこちらが絵画の一部になってしまうような作りです。
天井からの自然光は遮光用スクリーンで和らげられ、美しく室内を回っています。
天気が良すぎて光の強い日は更に遮光できる作りになっているようで、作品の光の表現同様、光にとても重点を置いているのが分かります。
(暗くなってからのみ人工照明を使うそうです)
ここは究極の癒し空間なので、ついつい中央の椅子に座ってボンヤリしてしまいます。
私が行った時には睡蓮の部屋の椅子で若い男の子が信じられないくらい爆睡してましたが、まあその気持ちも分かる。ゆったりとした時間が流れています。



オランジュリーは小さめの美術館です。
作品群は印象派~モダンで小難しい作品はなく、ガッツぶっこんで見るタイプの美術館ではないので、いい意味で肩の力を抜いてボンヤリと回れる感じになっています。





IMG_1758.jpgここで久々にユトリロの絵4枚に会いました。
日本の美術学生だった頃、たくさん風景画を描いてましたが、実はユトリロにはすごーーーく影響を受けてました。
彼の寒々しいほどの「白の時代」が大好きです。
(ユトリロほどの孤独感を抱えていなかった私の絵は、当時からカラフルでしたけどね)
今でもモンマルトルに行くと景色がそのままユトリロの絵なので、歩き回って景色を楽しみますねー。





リラックスしてゆっくり見て歩いても、2時間もあれば充分回れるサイズの美術館、ルーブルから歩いていける距離ですので、ルーブルが夜10時近くまで開館している水曜か金曜に、ルーブルの前についでにお立ち寄りしてはいかがでしょうか。
自然光が命なので、朝から午後早くまでに行かれるのをお薦めします。




IMG_1773.jpgオランジュリーを出てルーブルに向かうセーヌ川脇の道....街路樹に囲まれていますが、色とりどりの木々に「わ~キレイ、紅葉してる~」と思いきや!
「紅葉」ではなくて、これ、枝自体が自然にこんな色になってるんですよ!
枯れ木立なんです。側で見てビックリしました。




次回はガッツぶっ込みタイプの美術館とそこであった出来事をお伝えしたいと思います......ではまた~。
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テーマ:パリ、フランス - ジャンル:海外情報
コメント

どんな絵画も実際に対面しないと分からないけども、モネの睡蓮シリーズも図録やDVDなどで見ていたのでは、あのスケールと空気感は分からないでしょうね。 初めてロンドンでターナーを見た時も強く感じたことでした。
モネの睡蓮は日本の障壁画を連想します。
1日の朝から夕方の日の光のようなライティングを1時間くらいかけてやってくれても面白いのではないかな。
2008/04/15(火) 13:52:58 | URL | atsu. #-[ 編集]
>atsu.さん
あ、2年前にパリに行ったんだもんね...
オランジュリーは行ったの?
モネの睡蓮、デカイね。とにかく。
絵の中の光や静謐感がその部屋の全てになってしまってて、観る者はいつの間にか池の岸辺に立ってる....みたいな非日常空間。
いるだけで全身の凝りが取れそうなヒーリング効果ありです。

美術館という空間そのものが、実際にその場に行って五感でアートを体験する場所だもんね。
もっと実際の作品にたくさん触れて感じて楽しみた~い!
2008/04/15(火) 23:07:37 | URL | tomox #-[ 編集]
ロダン美術館
自分も10年前に初めて行きました。
ゆっくり観ようと思って、開館と同時に行ったら、
入場料のお釣りがなくて、お釣りが集まるまで
入り口で待たされたりして(笑)
速攻でカルトミュゼ買いました。

入り口入ったらスグにThe Kissあるですよね~。
しばらく観てました~(///▽///)~♪

テリー・ギリアムのアニメを思い出したりして(笑)

オランジュリー美術館は行ったことないだわ。。。
去年、国立新美術館でやったモネ展では、この
睡蓮の部屋のパノラマを再現してました。

睡蓮、いったい何枚あるんだろ?
2008/04/16(水) 19:51:48 | URL | kazaa #ZQHR2uUw[ 編集]
>kazaa様
あ、私もカルトミュゼ買おうかなあ~って迷ったんですけど、日程的に買わない方がお得かと考え直しました。
でもチケットそのものが記念品になるような素敵なものだったら考えたかも....(って見てないのでどんなか知らないんですけど)。

で、ハハハハハハ.....ハハハハ.....(アカンしばらく笑えた~)テリー・ギリアムのアニメは思い出さなかったなあ.....でもダビデ像見たら思い出したかも.....ってそんなん思い出してたら全部そんな感じに見えてきて笑えてきて真面目に鑑賞できませーん!
そういや美術品のストライキ編で確かモナリザ喋ってましたよね???
山田康夫さんの声で「私達の要求が完全に通るまではどんな条件も拒否するわ」って言ってた覚えが....なんでこういうセリフは覚えてるのに、物理の定理とか世界史の年号は覚えられなかったんだろう......

睡蓮が何枚あるかってトリビアの種ですねー!(笑)
しかし本当に何枚あるんでしょうか???
2008/04/16(水) 21:33:49 | URL | tomox #-[ 編集]
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