TOMOX NEW YORK

ニューヨークで生活する日本人アーティストの日々の徒然日記。 ニューヨーク情報もお送りします。

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どもども、パリ日記もいよいよ最終回。
今回ご紹介するのは体力気力ともに充実してないと行きづらい、ガッツぶっ込み系美術館2つ。2つとも傾向全然違う美術館ですけども。
まずはここは外せない超有名どころ、上の写真にもあるルーブル美術館です。
夕暮れの時はこのように美しい姿。
歌は与謝野晶子さんのそのままパクリですが(^^;;)
(ちなみにオリジナルは「暮れゆく巴里」です)
海外旅行の最終日前日の夜って、昔よりずっと世界が狭くなった今でもこんな気持ちになりますよね~。



ルーブルは元宮殿だっただけあって、広い、広い。
作品数も桁違い、開館時間の長い日にガッツで歩き回ってもとても全てなんて見切れません。頑張ってガンガン飛ばしても、全て見たければ3日間はかかるそうです。
全てじっくり見たい人はNHKで放映された「ルーブル・美の回廊」をご覧になった方が良いかもってくらい(笑・このシリーズ調べたらDVDにはなってないんですね~!中古ビデオを買うしかないみたいで残念です)。




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だんだん麻痺して有り難みが分からなくなってくるほどの超有名作品群。
中高時代の教科書に載ってたもんがワンサカ。
真ん中右のダヴィンチ作「岩窟の聖母」は、ダヴィンチ・コード的謎の多い作品。
同じ構図で少し違う絵柄のものが後に描き直されていますが、密かに異端思想が盛り込まれているのでは...と言われる作品で、彼の数々の謎...実はシオン修道会の総長であった(とされる)ことや、果てはシオン修道会とテンプル騎士団、薔薇十字団、フリー・メーソンらとの関係や聖杯伝説.....などと連想ゲームのように謎が謎を呼び、興味深いです。




IMG_1815.jpg私がルーブルに来る度必ず会いに来ているエジプトの書記像(笑)
世界史の教科書に載ってた彼の写真をハッキリ覚えてたので、初めて見た時は「あっあの人!」と世界的有名人に会ったような気持ちになったです(有名な作品っていうのは大体そんな気持ちになるもんですけど)。
毎回いそいそと会いに来てます。




IMG_1825.jpgルーブルの中でも最も人気がありいつも人で混み混みなのが、ドゥノン翼にあるイタリア絵画の辺り。
絵をあまり知らない人でも見たことあるような、超有名絵画が目白押しなので人気も仕方ないのですが、昨今のダヴィンチ・コード人気も相まって余計に人を呼んでるのかも知れませんね。


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何せこの状態ですから!世界一有名な美女に群がるパパラッチたち




ところでイタリア絵画の廊下を歩いていたら、2人のフランス人男性に声をかけられました。

「君、韓国の人?」

「いえ、日本人ですけど...」

「ああ失礼、僕の友人の韓国人に似ていたものだからつい」


という感じで始まり、パリには何しに来たの、という話から日本やニューヨークの話やあれやこれやと話が長引きました。
時間も遅くなっていたので内心

「時間ないし絵、見に行きたいんだけど...」

と焦っていたのですが、その時に

「日本人ならルーブルのディレクターにここを案内してもらうといいよ、彼は日本語が出来るしね」

と言われたのです。
ご冗談を、と思ってたら

「ホラ、彼が来た」

と2人のフランス人男性たちはニコニコし、近付いてきたディレクターと呼ばれた初老の紳士と挨拶して何やらフランス語で喋ると、その後英語に切り替えて「このお嬢さんを案内するようにね」と言い残してじゃーね、良い旅を、と立ち去って行ったのです。
てっきり「ナンパ」だと思っていた私はポカーーーン。
ルーブルのディレクターにあんな口を利くあの人達は一体何者だったのか。
残されたディレクターはニコニコして、快く私を案内して下さいました。
まさかの展開に私も大緊張です。


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左がディレクター氏。
後日ルーブルの組織図を見ると顔写真が出ていて、ここの館長の下で働くNO.3の重役だった。とりあえずどうしていいものか分からないうちに、ルーブルの歴史やイタリア絵画の説明を受けながら廊下を巡りました。
日本語は少しお出来になるようでしたがそんなにお上手ではなかったです(笑)。
なので主な会話は英語でしたが、彼は非常に親日家で「休暇で3週間日本に行きました」と話されていて、私も行ったことのない日本の温泉地にも行かれたようでした。
あらかじめ質問を用意していればもっといろいろ聞きたいこともあったのになあ。
予期せぬハプニングだったため、ただただお話を聞いてる感じに....。
彼自身は14世紀から17世紀(多分...細かいお話は忘れました...)のイタリア絵画が好きだとおっしゃってました。
右の小さな絵は、ディレクター氏のお気に入りだとのこと(すみません、作者は忘れました(^^;;) それにガラスに反射が映り込んでて写真が不明瞭ですみません)。
アダムとイブの楽園追放の絵ですね。
「光と陰の表現がドラマティック」なところがお好きなんだそうです。


その後、下の階でミケランジェロはもう見ましたか?と聞かれていえ、まだ、と答えると是非見なさい!と言われてハイッと見に行きました。
仕事の詰まっている彼とはそこでサヨナラ。
ああやって私のようなごくごく普通の観光客を案内されることもあるんでしょうか。
なんだか不思議で非日常な体験でした。


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IMG_1850.jpg 
 昼と夜のルーブル。
 どちらも美しいです。
 左は逆さ富士、じゃない逆さピラミッド。
 ダヴィンチ・コードの最後の場面を思い出します。




さてさて、クラシックな美術館を訪れた後日、180°違ったコンテンポラリーの美術館を訪れました。


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それがここ、ポンピドゥーセンターです。



ここに初めて来たのはもう24年も前。
セツ・モードセミナーの旅行で、長沢節先生に連れて来て頂いたのです。
イタリアを細かく周り、最後はパリに辿り着いた私の生涯初めての海外旅行でした。
今でも長沢先生と一緒に風景画を描き、見たことのない美術に触れ、ヨーロッパ文化に触れ、先生から素敵な大人のマナーを身をもって教わったこの旅行は本当にいい思い出です。
まだ殆ど子供だった私は学ぶことだらけでしたが、ポンピドゥーに来た時にマチスのある絵を見たのが生涯忘れられない体験になりました。
それは開かれた窓に向かって立ち、ヴァイオリンを弾く男性(おじいさん?)の後ろ姿の絵だったんですが、私はその絵の完璧さに衝撃を受け、その絵に強く惹き付けられて

「私もこんな絵が描きたい!」

と心から願いました。


それから四半世紀近く、全然ああいう絵は描けてませんが(そりゃそーだ!)、それでも何とか絵筆は離さずにやって来られたのも長沢先生という目標が心のどこかにいつもあったからです。
セツの生徒は皆そうだと思いますが、私は長沢先生を心から尊敬していたし大好きでした。
先生は私に絵の見方や描き方を教えてくれただけでなく、先生自身が素敵な大人の見本のような人で、若い生徒達みんなが目標にしたくなるくらい誰よりも格好いい人だったと今でも思ってます。
頑張っても到底追いつかない存在だけど、まあ目標にする分には先生も許してくれるでしょうか。






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という訳で思い出のポンピドゥーをまた訪れました。
ここに来るだけで元気が出る、大好きな美術館です。
2フロアあるだけなんだけど、展示物のサイズがデカイものが多いせいか、めったやたらと広い!
とにかくむやみに広い!
歩いて見て回ってるとかなり疲れてきます。
こんなデッカいコンテンポラリーの作品たちのために、こんな大きな空間を贅沢に使う部屋をたくさん作ってしまったこと自体が好き。
思い切りアートゴコロが遊んでいるような空間で楽しい。
IMG_2057.jpgこちら、マチスの部屋。
24年前は確か、マチスの壁はあったけど部屋はなかったなあ。
で、私の衝撃を受けた絵...今回なかったんですよ(涙)
出張中?休息中?どこ行ったんだ~。
あああ。会いたかったなあああ~




今回、美術館も体力気力系ならこの記事もやたら長いものになってしまった......
失礼しました。
読んで下さった方、ありがとう。お疲れ様でした。m(_ _;)m




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テーマ:パリ、フランス - ジャンル:海外情報
コメント
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2008/04/14(月) 11:43:15 | | #[ 編集]

ミュージアムいいなぁ。しかもルーブル。
一昨年パリに行ったけど、時間をたっぷりとれなくて、諦めたのでした。
それにしても、めずらしい体験してるねぇ。韓国人も日本人もその辺にいっぱいいるだろうに。「知り合いに似てる」と話しかけるのはベタなナンパだけど、本当に「知り合いに似てた」のかもね。
一度しか行っていないパリですが、男性はだいたい親切な印象がありましたス。
そのお二人は若かったの?
フランスの城持ちくらいの貴族だったりして。
2008/04/15(火) 13:41:25 | URL | atsu. #-[ 編集]
>鍵コメ様
鍵コメにすると「最近のコメント」に上がってこないのです。気付くの遅くなりました。
わざわざご忠告をどうも。
確かに事前連絡なかったですが、何も私が被害を被った訳でもないし、私はこのままで良いと思います。
何が本当なのかを追求する気もありません。
それは個人個人が各々判断すればいい事ではないでしょうか。
2008/04/15(火) 23:24:03 | URL | tomox #-[ 編集]
atsu.さん
や、やっぱり珍しい体験だよね???
2人組男性はもう顔は忘れましたが~、多分40代~50代くらいだったかなあ...お洋服もお金がかかってそうな身なりの良いお洒落な中年男性2人組だったように思います。髪は長めだった(後ろ毛が長い程度だけど)から、何かファッション関係の人にも見えた。何者?
これからどーするの、お茶でもしませんか、みたいには尋ねられたけど全然しつこくなかったしなー、何でか親切にされただけだったの。不思議な人達だった。
日本女性はパリでモテるよと聞いてたけど、パリにいるたった5日間の間に実は毎日ナンパされたよ。
さすがラテンの血は女性ハンターだわ。
ギャラリーのオーナーだという人もいてちょっと迷った(ヲイ)けど、ひとり旅なので必要以上に警戒し過ぎたかも~。
日本にはもう3週間以上いて毎日都心を歩いてるのに、たった1回お茶に誘われたのみよ。
日本の男にはモテません。まあもうそんな年齢でもないな、はは。
2008/04/15(火) 23:42:13 | URL | tomox #-[ 編集]
出ましたね~
大御所、ルーブル。

自分も5、6回行きましたが、とても全部は
無理ッス。
ここと大英博物館は絶対に攻略?してやる(笑)

>世界一有名な美女に群がるパパラッチたち
いやいや、ウマイこと言うなぁ~!

ナンバー3の重役といい、一見ナンパ組といい
tomoxさんが求めていたから現れたのですね。

はい、最近「Secret」関連の本を読みすぎです(笑)
でもそう思うなぁ。だって、ナンバー3ですよ!

今度自分がナンパしますから、お茶だけでも(笑)
2008/04/16(水) 20:01:33 | URL | kazaa #ZQHR2uUw[ 編集]
>kazaa様
ダイエー、じゃなかった大英博物館は2回くらい行きましたが攻略にはほど遠く。

で、Secretって私は読んでません。
望めば叶うって事が書いてあるの???
だったら案内はナンバー3より館長にお願いします(とことん厚かましい!)なんちゃって多分この方、親日家で他の日本の観光客ともよくお話ししてるんですよ、きっと。
望めば叶うなら今まで私、控えめ過ぎたかも....もっとゴージャスな事を望んでみようかなあ~!

お茶と言わず、是非またご飯&飲み会しましょう!
それに、kazaa師匠のドラムが聴きたいです。また機会があったら上京しますから、見に行かせて下さい♪
2008/04/16(水) 21:44:15 | URL | tomox #-[ 編集]
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